充実した夏休み
夏休みが終わりました。
毎日が充実していた生徒、気づいたら夏休みが終わっていたと感じた生徒など様々だったようです。
今日はこの充実感についてです。 (勉強にも関係するとっても大事な要素です!)
ヒトが豊かに生きていくためには充実感が欠かせません。
この充実感を得られる代表的なものが2つあり、それは他人から必要とされることと目標に向けて行動することです。
1つ目の他人から必要とされることは、専門的には「承認欲求」とも呼ばれ心理学者アブラハム・マズローが提唱したものです。
組織や集団といった社会のグループの中で、自分自身が価値ある存在だと認められたいと思う欲求で、この欲求が満たされないとヒトは不安や緊張を覚えるそうです。
また、承認欲求が満たされていると自己尊重感(自分は価値ある存在と感じること)が強くなるとも説いています。
つまり、社会で他人の役に立って感謝されることで充実感を得られる、ということです。
この1つ目の内容は主に社会人になってからの話ですが、次の2つ目は生徒にも大いに関係する内容です。
目標に向けて行動することについて「自己実現」という考え方があります。 (これについては心理学的な解釈でなく、一般的な解釈について述べます。)
例えば何か欲しいものがあったとして、それを手に入れている自己を実現するために計画を立てて実行するということです。
苦手な二次関数ができるようになりたいから、勉強計画を立てて毎日こつこつと演習をこなしていく、というのはまさにこの典型例です。
また、この過程を通して継続が力になることを体感したり、やりきったときの達成感を味わうこともできます。
更にこの場合の目標設定は、他人から与えられるものでなく自分自身で主体的に決めるので、勉強する上で最もよくない「やらされている感」が無いこともポイントです。
ここに挙げた2つの観点から自分自身の充実感を検証してみるのもいいかもしれません。
そして次の長期休暇が真の充実感に満たされるように試行錯誤することも大事だと思います。
もちろん、迷ったときにはいつでも塾に相談してください。
今回は充実感についてのお話でしたが、このような「人生相談」的な内容の質問を塾生から受けることがあります。 (もちろん勉強内容の質問もたくさん受けていますよ!)
何で勉強しなきゃいけないの?
二次関数なんて日常生活では使わないよ?
大学に何しに行くの?
このような疑問に共感し、その答えを生徒と一緒に模索できるような塾でありたいと思っています。
それが結果的に勉強にもつながりうると思っています。
蛇足ながら、勉強内容に関する疑問はその場で即解決いたしております。笑