学力が伸びる秘訣
高3生が夏期明けに受けた模試の結果が返ってきました。
中でも急激な成績向上をみせてくれたのが医学部志望のAくんです。
数学に関しては驚異の偏差値80超えです。
東大受験生も舌を巻くほどでしょう。
かなりの難問もありましたがそれも含めて解ききっていたので、実力相応の数値です。
ちなみに過去の模試ではここまでの偏差値をたたき出したことはありません。
Aくんがここまで伸びた理由は、自立と自律につきます。
2年前、高1生として通い始めた頃にはお世辞にもやる気があるとは言えない状態でした。
塾に来ることも勉強自体も受け身の姿勢でした。
しかしここ最近は顔つきが変わり(比喩ではなく本当に変わりました)、積極性をもって勉強をしています。
つまり勉強に関して自立したということです。
このような状態になれば、自然と自分自身で勉強計画を立てて実行するようになります。
つまり自律的に勉強するようになったということです。
これはAくんに限らず一般論としても大いに言えることだと思います。
長期的な視点で考えた時、勉強を強制されると成果が出にくいものです。
学生だけでなく大人であっても、やらされる仕事だと結果が出にくい事と同様です。
ちなみにAくんの姿勢にここまでの変化がでた理由はよくわかりません。
本人に聞いてみましたが、さぁ?と言って明確な回答はありませんでした。
恥ずかしかったのか、それともうまくはぐらかされたのでしょうか。
はたまた10代の成長期からくるものなのか、謎に包まれたままです。
いずれにせよ勉強姿勢に主体性が生まれたことで結果が出た顕著な例だと思います。
目指す先が最難関だけに容易な受験になりそうもありませんが、この調子で是非とも頑張ってもらいたいものです。
勉強内容自体も相当に高度なものになっているので、躓いた時はいつでも頼ってもらえれば、これはまさに講師冥利に尽きると思います。