中間テスト
3学期制の学校では中間テストの結果が続々と出ています。
塾生の結果もそれぞれで劇的に点数アップした生徒、芳しくなかった生徒などなどです。
今回は最近入塾したTさんのお話です。
Tさんは一貫校に通う高校2年生です。
入塾前は数学のテストの点数が思わしくなく、周囲にも言いたくないような点数でした。
学校の授業は解らないわけではないけれども点数には結びつかない、というありがちな状況でした。
一般的に言ってこのような状況に陥る原因は大きく2つあり、ひとつは表面的な理解にとどまっていることでもうひとつは演習不足です。
そこでTさんの入塾後はこの2点に重点をおいてカリキュラムを作成しました。
1点目の理解について、こここそが塾の最大の出番と言ってもいいと思います。
勉強する際には問題の解法自体を学習するのではなく、なぜその解法なのか等の本質的な理解ができれば飛躍的に記憶に残りやすくなります。
言い方をかえると理解が深まらないと忘れやすいということです。
しかしこの本質的な理解というのは日常学習などの自学では難しいのが実際です。
そんな時は日々教材研究に勤しんでいる講師の出番です。
Tさんの「なぜ」に応えることで深い理解を目指しました。
抜群の理解力のおかげでTさんはどんどん吸収していってくれました。
またTさんは学習内容がより解るようになったことで、日々の演習もしっかりこなしてくれるようになりました。
塾の授業で得た深い理解を家庭学習で更に深めたのです。
これで2点目の演習不足も解消されていきました。
そして臨んだ今回の中間テストです。
数学B(数列)のテストで93点を獲得しました。
ちなみに数列の単元の漸化式という内容でしたが、これは多くの生徒が苦手意識を持ち、またセンターでも頻繁に問われることで有名です。
そんな内容で93点です。(大事なことなので二度言います)
そもそも高校のテストで93点という点数自体久々に見た気がします。
Tさんの努力の結果が点数に表れて私としても恐悦至極です。
短期間でここまでの顕著な結果はそう多くないケースだと思いますが、それだけにTさんの満足感もひとしおで、また自信にもつながったと思います。
成功体験は能動的な勉強姿勢につながります。
この調子でがんばっていきましょう。